マラソンランナーが 5km・10km の大会に出るといいことがある3つ理由


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マラソン大会は 42.195km のフルマラソンをはじめ、フルマラソンの半分の距離を走るハーフマラソン(21.0975km)、30km、10km、5km など、様々な距離で開催されています。

初めは 5km や 10km の大会に参加し、走る自信がついたらハーフマラソンに出場。そして、フルマラソンに挑戦。一度、フルマラソンを完走すると 5km や 10km が短く感じ、物足らなくなる人も多いようです。

実は 5km や 10km のマラソン大会は、フルマラソンを走る人にこそ参加すると良い距離なのです。今回はその理由についてご紹介します。

5km・10kmのマラソン大会のメリット

フルマラソンのフィニッシュ予測タイムがわかる

マラソンを走る多くの方が「サブ4」(4時間いないでのフィニッシュ)や「サブ5」など、目標とする記録を設定し、達成しようとトレーニングに励んでいます。

この目標タイムが達成可能なのか、今の力でどこまで記録を伸ばせるのかということが、5km や 10km の大会の記録から推測することができるのです。

これはジャック・ダニエルズさんという方が導き出した最大酸素摂取量とマラソン大会の記録との関係(VDOT)によるものです。

例えば 5km を25分10秒、10km を52分17秒で走ることができれば、フルマラソンで4時間以内でフィニッシュできる身体であると推測できます。逆にトレーニングを積んでもこのタイムよりも遅い場合、フルマラソンを4時間以内でフィニッシュするのはかなり厳しくなると考えられます。

せっかく走るなら1秒でも速い記録を出したくなりますが、自分の素質も踏まえて、無理のない範囲でベストを目指す上では参考になります。

 

スピードトレーニング代わりになる

5km や 10km のマラソン大会は走るスピードを高めるトレーニングにもなります。

フルマラソンを走る時よりも速いペースになること、また普段のトレーニングに比べて大勢の人たちと一緒に走ることにより、自然とペースが上がります。

信号などで止まったり、歩行者などを気にしたりすることもないので、速いペースを維持しながら走ることができます。

実際にサブ4目前でなかなか達成できなかった知人が、5km の大会に出て思いきり走ったことでスピードが速くなり、その次のマラソン大会でサブ4を達成できたそうです。

 

身体への負担を抑えながら達成感が味わえる

42.195km のフルマラソンを走りきった後に味わえる達成感は何物にも代え難いものです。ただ、長時間走り、身体への負担も大きいため、なかなか何度も味わうというのは難しいものです。

5km や 10km の大会なら、フルマラソン完走での達成感ほどとまではいきませんが、充分に達成感を味わうことができます。

実際に大きな達成感を一度味わうこととそれに伴う大きな苦労をすることに比べ、少し苦労して得られる達成感を多く味わう方が、「自分はできる!」という“自己効力感”を高められるそうです。

また、フルマラソンに比べて格段に身体への負担が少ないため、大会に出た翌日からトレーニングを再開することもできます。

  
フルマラソンを一度完走すると、5km や 10km の大会にはなかなか参加しなくなりますが、フルマラソンを走るからこそ得られるメリットもたくさんあります。

ぜひ、トレーニングの一環として、ちょっとのがんばりで達成感を味わうためにも、5km・10km のマラソン大会に参加してみましょう。


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